[イギリス留学生活]大学生活

The Arts Institute at Bournemouth (現 The Arts University College at Bournemouth) で通ったコースは以下のとおりです。

2005 Foundation Diploma Arts and Design (Media option)
2006-2007 FDA Visual Communication
2007 Erasmus 交換留学。フランス、Nantes。L’ecole de design Nantes Atlantic、Hypermedia 科
2008 BA (Hons) Graphic Design

日本の普通科高校を卒業してそのまま留学したので1年目はファウンデーションコースをとりました。ここではまず、最初の数ヶ月間いろいろな分野をちょっとずつ試してみて自分にあうもの、好きなものを探し、残りの数ヶ月はそれぞれの専攻に別れ、年度末の展覧会(the end of year show)に向けて自分のテーマをしぼり作品を作っていきます。

私は当初は BA で写真を学ぶつもりでしたが、ファウンデーションコースを通じて写真をとること自体よりも、写真を使ったヴィジュアルづくりの方に興味があると気づいて、Photography ではなく、2年間の FDA Visual Communication (以下 Vizcom)に進みました。FDA とは Foundation Degree のことです。ちょっとわかりにくいですが以下のような特徴があります。

*BA とおなじ Higher Education Level
*2年間で qualification が取れる
*2年目終了後に続けたければ BA の3年目に進める
*Practical/vocational

私自身、HE にアプライするとき、グラフィックデザインをしたいのかもっとイラストっぽいことがしたいのかということがはっきり見えていなかったので、2年勉強した後に最終的なコースを決められるというのが大きな決め手でした。私は同じ大学内の BA に top up しましたが2年の FDA 終了後に他大学の BA 3年目に進むことも可能なので(要相談ですが)それも魅力でした。
あとは、当時ポンドの値段がどんどんあがって、経済的にも大変だったので、万が一お金がつきて、2年で帰国しなくてはならなくなるような事態になっても資格がとれるというのも考えて FDA にしました。

FDA Vizcom でのコースワークは、1年目からインターンシップがあるなど早い段階から仕事を意識します。(Practical/vocationalというのはそういう意味です。)
コース内で設定される Brief と同時進行で外部からの Live Brief や Competition Brief をもらうことも多く、学生時代から外部のデザイナーやクライアントと接する機会が多かったのも刺激的でした。
いくつものプロジェクトに同時に取り組むことも多く、その点でも実際の仕事と似ています。現在、Pretty Green でデザインをするときにクライアントからもらう企画書のスタイルやデザインやミーティングの流れにも学生時代から慣れることができたので、いざ働き始めたときにすっとなじめました。自分は何がしたいのか、そのためには何が足りないのか、自分の強みは何かなどをまとめて書くレポートの課題もあり、その時点で自分自身、外国人として英国で働くのに必要な具体的条件や会社の採用状況などの情報を集めたことが卒業後すぐに就職することができたポイントではないかと思います。

いろいろ心配事もありましたが FDA も無事卒業し最終的に BA Graphic Design に top up というかたちで編入しました。私のいた Vizcom には25人ほどが居ましたが、そのうち5人が Graphic Design へ、5人ほどが Illustration へ top up しました。

BA (Hons) Graphic Design は Vizcom の3倍くらいの生徒数で最初は入っていけるか不安でしたが、フレンドリーで、なおかつ自立した生徒が多くすぐに受け入れてくれてました。クラスとしてのまとまりも強く、卒展用の費用を集めるためにいろいろなイベントをしたりして、楽しかったです。
コースワークは Vizcom とかなり違い、自分で考えること、に重点を置いていたように思います。社会問題などの問題のみが与えられて、その問題を自分でリサーチし、その結果を踏まえて、デザイナーとして何ができるかを探り、最終的にデザインする、という感じの流れでした。Vizcom では今回はポスター、次回はウェブサイト、といったように最終的に何をデザインするかが決まっている場合が多かったですが、Graphics では最終的に何を作り出すかはリサーチ次第、自分次第というかたちでした。
最初はとまどいましたが、考える幅が増え、自分自身の興味のあることに集中して深くリサーチを進めることもできたので、ここで学んだことも、Pretty Green で新しい企画を自分で生み出さなければならない時に役に立っています。

FDA と BA、両方を経験できたことでデザインや考える幅も広がったし、多くの人と出会うことができたので本当に良かったです。ただ、日本で言う卒制と卒論が2回だったので、時間的にはきつい部分もありました。

在学中は他のコースの学生とコラボをする機会もあって楽しかったです。また卒展に向けてクラス皆でお金を貯める目的でお寿司を売ったり、イブニングコースに参加したり、留学生向けのイベントに参加したりしたことも良い思い出になっています。

次回は学校外での過ごし方について!

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