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第1回「私自身がやりたいから、やっている」瀬谷ルミ子(JCCP事務局長)[前編]

「私自身がやりたいから、やっている」瀬谷ルミ子(JCCP事務局長)[前編]


ブリティッシュ・カウンシルの「スペシャルトーク」。
第1回目のゲストはNGO日本紛争予防センター(JCCP)事務局長・瀬谷ルミ子さん。
瀬谷さんは世界各地の紛争地に赴き、紛争後の社会復興、住民間の紛争解決や国家規模の武装解除を行う仕事をしています。
かつては英国で「大学院留学」を経験された瀬谷さんに、お仕事のこと、留学のことを3回にわたってお送りします。

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一枚の写真

--紛争解決という仕事に興味を持たれたきっかけは?

瀬谷ルミ子さん(以下、S):私がこの仕事をはじめようと思ったのは、高校3年生の時に見た、一枚の写真がきっかけでした。1990年代にルワンダで内戦、虐殺が起きたんです。その一連の報道で、ルワンダの難民キャンプの中で、死にかけているお母さんを揺りおこしている子供の写真(※1)を見たんです。強い衝撃を受けたと同時に、いろんな疑問も湧いてきました。私はその時、群馬の家でお菓子を食べながらその写真を見ていたんです。私とその写真の中にいる親子との間にはカメラがあるだけ。なのに、その母親は、カメラの向こう側で私も含めた何億もの人々が見ていることも知らずに死んでいく。なぜ世界はこんな仕組みになっているんだろう...、と疑問に思いました。私が日本の首相だったら、飛行機に医薬品や医者をパンパンに詰めてどんどん飛ばすのに、そんなことをする国はない。じゃあ、私のこの考えは、世界の仕組みでは機能しない考え方なのか。私が思っているほどに世の中は単純じゃないんだ、と。疑問がいろいろと湧いてきたときに、その答えを知りたい、何かしたい、と強く突き動かされたんですね。それまで世界と自分には何か大きな隔たりがあると漠然と思っていました。でも、その写真は結びつけた窓のような存在でした。

--紛争解決を仕事にしようとした場合、大学選びも難しそうですね。

S:日本のどこで勉強出来るのだろうと探しても、専門的な学部はありませんでした。ひとまず日本の大学に行って「紛争解決について」と卒業論文も書きましたが、紛争を専門にして指導できる教授もいなかったので、やはり「研究」というほどでもなく、あくまでも「自力でやった!」という気持ちだけが残りましたね。なので、現地に行く前に、もっと専門的な方向性を定めるためにも、きちんと紛争学を専門的に研究できる場所に行こうと、イギリスに行きました。

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※1:AP通信スタッフ撮影/翌年ピューリッツアー賞Feature Photography部門で受賞

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