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第3回「私自身がやりたいから、やっている」瀬谷ルミ子(JCCP事務局長)[後編]

「私自身がやりたいから、やっている」瀬谷ルミ子(JCCP事務局長)[後編]

第3回目は、NGO日本紛争予防センター(JCCP)事務局長・瀬谷ルミ子さん[後編]です。瀬谷さんは世界各地の紛争地に赴き、紛争後の社会復興、住民間の紛争解決や国家規模の武装解除を行う仕事をしています。

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留学は自信につながる

--平和に貢献したいのだが、どの分野に進めばよいか迷っている学生になにかアドバイスを。

瀬谷ルミ子さん(以下、S):具体的な方向性が見えていなくても、漠然とした関心や興味があるなら、まずその世界に飛び込んでみるのもいいと思います。講演に参加するでも、ボランティアでも、インターンでもいい。そこで経験したことや出会った人々から確実に世界は広がります。現地にもできたら行くことをお勧めしますが、金銭面等の問題もあると思います。私の場合は、学生時代はがむしゃらにバイトしてお金を貯めて、休みに経験を積むために現地に行くということを繰り返してました。ただ、日本でも現地で活動しているNGOなどでインターンもしていました。国内で(紛争解決に関する)イベントをやったり、セミナーや報告会などに参加することで、自分がどういう方向に行きたいのかを決め、同時に自分が関心が薄いものを知るきっかけにたくさん触れることもできました。また、私が学生の頃は、紛争解決に関する日本語の書物もあまりなかったので、英語の文献を図書館で辞書を使いながら読んだりしていました。本当にやりたい気持ちが強かったから楽しかったですね。本当に関心が強ければ、楽しく感じるものだと思うし、それが自分が好きなものだと気付くことができると思います。あと、私は田舎出身だけど好奇心が強く、英語が好きだったこともあり、大学も英語入試で、得意なものを使いやすい道具としてできる限り高めたところもあります。

--仕事をする上で英国留学経験はどのように役立っていますか?

S:英国留学は私にとってはじめての長期留学で、私と同じ分野の勉強がしたいという人たちが世界中から集まっている学部でした。しかも、私のような新卒だけでなく、元国連PKOの兵士だったデンマーク人、カンボジアで兵士として戦っていた人、赤十字の医者など、現場経験豊富な人たちがたくさん来ていました。自分は留学経験もない、どこまで国際社会でやっていけるのだろうと、イギリスに行った時点では自分にあまり自信が持てない状態でした。
ただ留学中に同級生と議論したり、書いた論文が評価されるうちに、それまで独学でやっていた私にとって、大学院レベルではあるけれど国際社会にある程度通じるレベルにあることが確認できたという実感を持てて、その後の仕事をしていく上での自信につながりました。

--大切にしている思想はありますか?

S:紛争解決の仕事は、現場に難しい問題が山積みになっているのが当たり前です。ただ「難しい」と言っていてもしょうがないですよね。何か問題があった時でも「やらない言い訳はしない」と常に気をつけています。

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