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第11回「目標への明確なビジョンを持つこと」
原田美砂(misaharada デザイナー/ディレクター)

「目標への明確なビジョンを持つこと」原田美砂(misaharada デザイナー/ディレクター)

今回のゲストは世界を舞台に活躍する帽子デザイナーの原田美砂さん。 ジェニファー・ロペス、ブリトニー・スピアーズ、マリア・シャラポワといった多くのセレブリティを顧客に持ち、マイケル・ジャクソンやローリング・ストーンズなど大スターたちのツアー衣装も手がけるなど、ロンドンを拠点に大活躍中の原田さん。そんな彼女の原点は、ほかでもない英国留学でした。

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幼いころからの夢が叶い、17歳で英国へ

--原田さんは、いつごろから留学を目指していたのですか。

小学校低学年の頃、最初はただ漠然と外国へ行きたいと思っていて、小学校高学年になると英語の勉強を始めました。初めて留学したのは高校2年生のとき。通っていた高校の交換留学制度で3カ月間、英国への短期留学が実現しました。ロンドン郊外のケント州にホームステイをしたのですが、このときは大変なカルチャーショックを受けましたね。

--カルチャーショックといいますと? 英国が「進んで」いたとか?

いいえ、その逆です。1980年代半ばのことだったのですが、当時の日本はバブルの絶頂期に向かうころで、さまざまな面で世界でも最先端だったんです。その感覚でいざロンドンへ行ってみたところ、本当に一時代前という感じでショックを受けたんです。
日本の便利さなどが普通だと思っていたので、首都であるロンドンに対してはある意味で期待をしていたのに、それをことごとく裏切られた(笑)。でもね、それがよかったんです。日曜はお店は閉まってしまうし、地下鉄だって古いし、日本に比べれば不便だけれど、ずっと続いている伝統、コマーシャリズムに侵されない精神とかカルチャーが厳然としてある。そういうことは、実際に英国へ行かなければわからなかったことですから。

--帰国して高校を卒業したのちに、大学でまた留学されましたが、再び英国を選んだ理由はなんでしょう。

交換留学の3カ月間で、英国からとても大きな影響を受けましたが、なかでも当時の私にとって一番の魅力は音楽。その頃、英国の音楽が大好きだったので、本場のパンクを目の当たりにして、直に触れられたのは本当に刺激的でした。そういうこともあって、高校を卒業して大学留学を目指したとき、アメリカ留学も考えたのですが、やはり英国を選びました。

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(写真左:ANNA-MARIE ?35,700/写真右:CHRISTY ?33,600)

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