【妹沢奈美のwe love UK music】5月にリリースされる注目の英国アルバム2枚
前回は、大御所たちの作品を2枚ご紹介しました。今回は、5月にリリースされる若手たちの注目作品をピックアップしますね。
まず、ディジー・ラスカルの『タングー・アンド・チーク』(Avex)。このアルバムは既に英国でリリースされており、全英3位を獲得しています。
彼は03年に発表したデビュー作『ボーイ・イン・ダ・コーナー』で、実力を評価される賞として知られるマーキュリー・プライズを受賞した実力派ヒップホップ・ミュージシャン。イーストロンドンで生まれ育った彼はその音楽性で、UKのヒップホップであるガラージの代表的存在にあっという間に駆け上りました。
この最新作には、アーマンド・ヴァン・ヘルデンにカルヴィン・ハリスらエッジのたったミュージシャンたちも参加。それでいて、これまでよりポップな側面が出てきており、初めてガラージを聴くという人にもとっつきやすい作品です。ガラージやダブ・ステップなど、イースト・ロンドンから発信される音楽は探せば探すほど様々なアーティストがオリジナルな活動をしていますから、興味を持った方はぜひ。
それから、オックスフォードのFOALSがセカンド・アルバム『トータル・ライフ・フォーエヴァー』(ワーナー)をリリースするのも、5月です。
音響への細やかな目配せと、ロックの衝動、ダンス・ミュージックの曲構造など、様々なものを掛け合わせつつ知的なハイブリッド感を生みだしているのが、このFOALSの特徴です。同郷バンドであるレディオヘッドを好きな人は、きっと好きになるかも?
デビュー作よりも、深く力強い世界観がセカンドは印象的です。かといって、ダークではなく気持ちはどんどん、聴いているうちにアッパーにあがっていく感じ。独特です。
ゴールデンウイークを音楽と共に過ごしたい、という方はこれらの若手のサウンドに良質の刺激を受けてみるのも、いいかもしれません。日常とは違う光景が、聴き終わったころに見えてくる2枚ですよ。


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