妹沢奈美の we love UK music

【妹沢奈美のwe love UK music】フジ・ロックで確認した今年のUKミュージシャンたち その2

雨にたたられながらも、ジャンルや国籍に縛られることなく様々なミュージシャンが熱演をみせた今年のフジ・ロック・フェスティヴァル。話題になった再結成組たちも貴重なライヴでオーディエンスを沸かせていました。

22_20s_a_400.jpg 再結成組の一つ、ロキシー・ミュージックを待っていた人も多かったことでしょう。私は残念ながら見れなかったのですが、ブライアン・フェリーの変わらぬダンディな存在感に感銘を受けた、という話を何人もから聴きました。彼らのステージには、布袋寅泰さんがゲストとして登場。フジ・ロック後の布袋さんのブログでは、長年の憧れの存在だったロキシーとの共演を、まるで少年のように喜びつつ、だからこそあれこれ丁寧に気を遣ってステージにのぼった様が、裏話とともに書かれていましたよ。見ているうちに「音楽って素敵だな」と改めて思える文章でした、ご興味ある人はぜひご覧になってください。

 また、もう一つの再結成組は22-20s(写真)。以前こちらで彼らのインタビューを紹介しましたが、音楽業界に疲れ果て若くして一度は解散、しかしそのあまりに上手いテクニックや、ブルーズを基調にしつつ現代的な音を作るさまから、再結成が望まれていたバンドです。

 デビュー当時にもフジ・ロックに出演していた22-20s。今回の来日で話をする機会があったのですが、あの頃に比べると、ずっと自分たちはリラックスして音楽と取り組んでいるという話をしていました。

 そして、土曜日のレッド・マーキーに彼らが登場する頃には、待っていた人々でなんと会場が150%もの超満員状態になっていたそうです。私は前方で見たのですが、情熱的な、とはいえとてもストイックな意志を感じさせる演奏は、もはやさすがの一言に尽きます。新作『シェイク/シヴァ/モウン』からの曲が中心でしたが、お客さんがちゃんと曲を覚えてきて、演奏に合わせてノッたり、"レイテスト・ハートブレイク"では激しいステージ・ダイヴまで起こったりと、ステージの上も下も熱いひと時でした。

 他にもThe XXやFoalsら、今年のマーキュリー賞にもノミネートされている期待の若手勢も今年は登場。英国の音楽シーンの層の厚さを、改めて感じさせた今年のフジ・ロックでした。
Photo @ Yasuyuki Kasagi

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