妹沢奈美の we love UK music

【妹沢奈美のwe love UK music】新作発表、ザ・フージアーズ インタビュー(その1)

先ごろ、ここ日本でも2ndアルバム『ザ・イルージョン・オブ・セイフティー』(ソニー)を発表した、ザ・フージアーズ。ロンドンで活動するこの3人組は、フロントマンのアーウィン(Vo&G)とドラムのアルフォンソがレディングで学生時代を過ごしていたとき、たまたま化学の先生が70年代のバンド「セイラー」のドラマーだったことにも影響を受けている変わり種。スウェーデン出身のマーティン(B)が加わり、奇妙なポップ(odd pop)を掲げて08年にデビュー作『ア・トリック・トゥ・ライフ』を発表しました。

The Hoosiers_Illusion Of Safety(low res).JPGのサムネール画像 全英1位となったそのデビュー作を経て、今回彼らが作った2ndは、それまでになかったディスコやレイヴの風味が濃厚に。その理由は......? フロントマンのアーウィンが答えてくれた取材の模様を、2回にわたってお届けします。

−−"アンライクリー・ヒーロー"などには、前作には全くなかったディスコの要素があると同時に、メロディーの展開はザ・フージアーズらしい切なさとドラマチックさが感じられますね。あなたたちはかなり熱心なバンドマンだし、80年代に青春を過ごしたわけでもないと思いますが、ディスコの音作りに最初に興味を持ったきっかけは?
「今作を作るにあたってはヤーブロウ&ピープルズやジョルジオ・モロダーの存在を知って、色々と調べるようになってすごく参考になったんだ。あとは、元々DJを趣味でやっていたので、ダンスフロアでかかるような80sの音楽には興味があったんだよね」

−−ちなみにあなた、マーティン、アルフォンソの中で、一番うまいダンサー、踊り手といえば?
「うーん......きっとマーティンだね。あの長い足を見たらわかるだろ(笑)。ダンスフロアに適しているね!」

−−この曲をはじめ、今作は、メロディー自体は以前のザ・フージアーズにも通じる、泣き笑いが交錯するセンチメンタルなポップの要素もありつつ、アレンジで大胆に変化している曲が多ですね。
「1stと全く違うものにしたかったから、アレンジはかなり重視したよ。だからと言ってザ・フージアーズらしさがなくなったら全く違うバンドになってしまうから、僕達らしさの音は根底に置きつつ、みんなが驚くようなアレンジにしたかったんだ」

−−シンセやプログラミングも使うなかで、3ピースバンドとしての迫力ある出音も決して薄れていませんね。バンドらしさを残すために、特に演奏や録音において気を付けたことなど何かありますか?
「そう言ってもらえると嬉しいよ、ありがとう! もちろん新しいサウンドは取り入れつつも、完全にシンセやプログラミングだけに頼るのではなく、ちゃんと生ドラム・生ギター・生ベースを入れる事は根底にあった。打ち込みだけで再現されてしまったら、僕達の存在意味がなくなってしまうから」

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